星のや東京が本日オープン!~ターゲットは?なぜ東京に?~
おはようございます。はもづくしの京旅行の前に…あまりにもタイムリーなので星のや東京について書かせてください。
なんと本日ついに星のや東京がオープンしました!!
日本の真ん中、大都会「東京」という地にそびえ立つ17階建てのビルになります。
さすがに東京という立地のため他の星のやのように敷地を広く持つことはできないため、高層階のビルディングという設計になっておりますが、外観とは裏腹に、館内は日本旅館の設計であるそうです。まさに「塔の日本旅館」。和のおもてなしをここ東京で、星のやは提供していきたいと考えたのです。
日本旅館ということで、玄関に入ったそばから靴を脱がされ、エレベーターまで畳続きといった作りだそうです。そして東京なのに温泉が引かれています。素晴らしい!ちなみに露天風呂もあります♪
ターゲットは??というと、やはり外国人観光客なのかな?と私は思います。東京観光のついで、と言ったら地方の方をターゲットに…と思いますが、地方にも温泉はありますし畳続きの床にワーオ♪と喜ぶのは外国人観光客ぐらいかなーと。和のおもてなしをうたっておりますし。
でもはたして本当に東京で通用するの??
星野よしはるさんいわく、星のやはここ東京で通用しなければ、世界にも通用しないと考えているそうです。
東京には他にも素敵なホテルは山ほどあります。
ましてや1泊1室当たり7.8万円から(食事別!)ときわめて高額な宿泊代…外国人観光客といえども、そこまで高いお金を払ってまで、東京という地で星のやに泊まりたいと思うのでしょうか。
他の星のや、たとえば軽井沢や富士、京都などはもちろん他に見る場所がたくさんあります。宿の魅力の他にも「観光地の魅力」というのを合わせ持っているのです。
東京はと言うと、まぁ見る場所がないとは言いませんが、軽井沢や富士といった地方に位置する星のやに泊まるのと、その目的がまた違うと思うのです。
主なターゲットは外国人観光客かもしれませんが(勝手な私の想像ですが)、もちろんすべての客層、例えば関東圏に住む日本人にも来てもらわないととは思っているはずです。
だから、旅館自体にものすごく魅力がないといけないのです。
星のや東京には、非日常への入り口はありません。
軽井沢や富士のようにレセプションに自家用車を停めて、星のやの車で宿までお客を送迎するといったサービスや、京都のように渡し船で本館までご案内、といったサービスがありません。
↑星のや軽井沢の非日常への入り口
↑星のや富士の非日常への入り口
↑星のや京都の非日常への入り口
非日常への入り口について、詳しくはこちら
そのため星のや東京は、玄関に入ってすぐ顧客にインパクトを与える必要があったのかなと思います。それが靴を脱いだあとの畳続きの床なのかもしれません。
それに加えて、東京という地で温泉を引いたり、日本旅館なのに客室内にはベッドやソファといった西洋の造りを盛り込んだり、普通の日本旅館ではなく、進化した日本旅館のサービスを星のや東京は提供していきたいと考えたのでしょう。
普通じゃつまらないですからね!「星のや」という名前だけでハードルは上がっていますし。はたしてどんなサービスを提供してくれるのでしょうか。
社長のよしはるさんは、ここ東京で星のやが通用すれば、世界にも通用すると考えておいでです。だからこの大都会東京でなんとしてでも成功を収めて、世界にもバンバン星のやをオープンさせるのが狙いなんでしょうかね!今後が楽しみです。(泊まる予定は今のところありませんが)